商いには、王道と覇道という二つの道がありますが、 いまは
競争相手をけ落とし駆逐してはいあがっていくような覇道が主流ですね。
そんな時代だからこそ、自分の持味や哲学を見つめなおして
正しい道、王道を歩んでいきたいと願っています。
産地には、つくる側の心があります。この心も私どもは、商品に託している。
この心を伝えていくことが、王道であると確信しています。
私どもは、産地との“共存共栄”でやっていかなければならない。
産地の気候風土や、地域に培われた文化や経済、さらには
そこで育まれた郷土愛とも共鳴しなければならないと思っています。